SX50 の接写倍率
いつも野鳥ばかり撮影している Canon SX50 HS ですが,これからの季節は花やそこに集まる昆虫の接写も楽しみたいと思っています.
そこでズーム倍率(焦点距離)と最短撮影距離の組み合わせによる接写倍率を知っておこうと思い実験しました.
スペックではレンズ先端よりワイド端で0cm,テレ端で1.3mまで寄れる事になっています.
でも実際ワーキングディスタンス0距離って自身で影になっちゃうし,被写体が昆虫なら逃げちゃうので,余り意味がありません.
このカメラはテレ端1200mm相当で1.3mまで寄れるのですごくありがたいです.
35ミリ判換算で焦点距離1200mm相当 ワーキングディスタンス128cm
そのままプログレッシグファインズームで2400mm相当へ
で,ここから鏡筒に印字されている順に試そうと思ったのですが,600mmと400mmはそのままではピントが合いませんでした.
つまり1200mmの時より最短撮影距離が長いという思わぬ結果となり,これはパスしました.
300mmまで引くと,ワーキングディスタンスは100cmまで寄れましたが,接写倍率は大きく落ちました.
200mm ワーキングディスタンス48cm
135mm ワーキングディスタンス22cm
テレ端に次いで大きく撮れたので,1.3mまで離れられないときは135mmがベスト.
(色味が変わったのは夕方になってから追加で撮影したため.)
100mm ワーキングディスタンス19cm
ついでにこのカメラで気に入っていると言うか大変助かっているのがフレーミングアシスト(探索)ボタンです.
超望遠の状態では視野角が極端に狭く,被写体を一度ロストすると再導入が非常に難しいです.
そこでこのボタンを押すとズームが一定量引くので,フレーム内に被写体が見えたら中央に捕らえつつボタンを離すと元の画角に戻ります.
引き量は設定で3段階から選べます.
また引いた位置でそのままシャッターを押して撮影する事も出来ます.
あと便利なのがモードダイヤルにC1,C2と2通りのカスタム登録が出来る点です.
C1は野鳥用として使っており,ズーム位置テレ端でスポット測光で登録してあります.
電源を入れてすぐカメラを構えるとテレ端へズームして行くので,中央に被写体を捕らえつつテレ端になったらシャッター半押しでピントを合わせて撮影します.
C2は真っ白いシラサギとか黒いカワウのような露出が難しい被写体用にオートブラケットを登録してあります.
メニューからブラケット設定を呼び出したり,また解除したりをしなくてもダイヤルを隣に回すだけで良いので重宝しています.
左上のショートカットボタンには測光方式の切替を登録しています.
(評価測光/中央重点/スポット)