ステレオ写真
今日はちょっと銀塩時代に戻ってステレオ(立体)写真の話をします.
下の写真は平行法と言って左目で左の写真を,右目で右の写真を見ることで立体感や奥行きを感じる事が出来ます.
コツは見ようと意識して凝視するのではなく,ぼんやり遠くを見る視線で写真が2重に見える状態にして重なり合った写真を見ます.(^^;)
webで検索すれば詳しい原理の解説や素晴らしい作例を紹介しているサイトがいくつも見つかると思います.
実は以前に同じ内容を自分のホームページで公開していたことがあります.
それはまだダイヤルアップでインターネット接続していた頃のプロバイダ上で作ったページだったので,ブロードバンドに移行して解約したことにより消滅しました.
このようなステレオペアを撮影する方法として,
1)1台のカメラで少しずらして2回撮影する.
2)2台のカメラを並べて同時に撮影する.
3)リアリストのような専用カメラを使用する.
があり,自分はこの3つとも試しました.
2枚の写真の左右のずらし量をステレオベースと言い,肉眼に近い遠近感を持つ標準レンズで人間の左右の目と同じくらいの間隔が基本になると思いますが,風景写真では1歩とか大きめにステレオベースを取った方がより立体感が強調され,逆にマクロ撮影ではほんの僅かに抑えないと不自然になり失敗します.
銀塩時代の話ですので,リバーサルフィルムで撮影してスライドマウントし,ステレオビューワで見たときの感動は忘れられません.
大層な機材は持っていませんが,撮影に使用したステレオカメラやビューワなど次回にも紹介もしたいと思います.