画像サイズとセーフティズーム
Canon PowerShot SX40 HS の jpeg 画像サイズとズームの関係についてまとめてみました.
■アスペクト比4:3のときの画像サイズとズーム倍率
L (12M)4000×3000画素 光学 35倍(換算 840ミリ)
M1( 6M)2816×2112画素 セーフティ 43倍(換算1032ミリ)
M2( 2M)1600×1200画素 セ-フティ 88倍(換算2112ミリ)
S (0.3M)640× 480画素 セーフティ140倍(換算3360ミリ)
尚,Sサイズ以外でもデジタルズームで140倍まで拡大可能です.(但し画質は劣化します)
■M1での撮影画像
光学35倍(換算 840ミリ) オートで感度はすべて ISO 100 で SS は 1/320 ~ 1/500 になりました.
セーフティ43倍(換算1032ミリ)
デジタル88倍(換算2112ミリ)
デジタル140倍(換算3360ミリ)
デジタル140倍(換算3360ミリ)
デジタル140倍(換算3360ミリ)
最後の1枚だけ別の場所で撮影したものです.
すべて手持ち撮影ですが140倍にもなるともはや手振れというレベルではなく大揺れといった感じでした.
■デジタルテレコン
ズームレバーによるズーミングとは別に,デジタルテレコンという機能があります.
これをショトカットボタンに登録してみました.
すると押す度に「OFF → 1.5倍 → 2倍」を繰り返します.
通常のズームは,画質劣化を避けるため光学ズームの限界まで行ってからデジタルズームの領域に入ります.
ところがデジタルテレコンはズーム位置に関係なく機能します.
一体どんなメリットがあるのかと思ったら,F値を小さく抑えた状態で倍率を上げられるという事のようです.
デジタルテレコンと通常のデジタルズームの併用は出来ません.
また興味深かったのは,デジタルテレコンにより画質が劣化する場合は倍率がが青く,劣化しない場合は白く表示されるとあります.
例えば光学35倍(換算840ミリ)の位置からデジタルテレコンを使用すると
デジタルテレコン1.5倍でトータル52.5倍(換算1260ミリ)
デジタルテレコン2.0倍でトータル70倍(換算1680ミリ)
となりますが,サイズSとM2の場合は両方とも白くなります.
サイズM1とLは両方とも青くなります.
つまりセーフティズームと同じ原理でカバー出来る範囲は白く,それ以上は青くなるようです.
このデジタルテレコンをフレーミングアシスト代わりに使ったら便利かも知れないと思いました.
物理的にズーミングしなくても瞬時に表示倍率が変わるからです.
画素切り出しによるズーム機能は他社も採用しているので,デジタルテレコンの機能を追加するのは難しくないと思います.
古い機種ですがミノルタの DiMAGE A200 は手動ズーム機なのにスームレバーがあり,ズーム位置に関係なくデジタルズームまたはクロップが出来ました.
これもデジタルテレコンと同じ原理です.