DSC-HX1のスイングパノラマ
DSC-HX1の目玉機能のひとつにスイングパノラマがあります.
従来のパノラマは1枚撮影してはずらして2枚目3枚目と撮影して行き,最後にパソコン上またはカメラ内で合成することで,連続した1枚の画像に仕上げるものでした.
このスイングパノラマはひとふりパノラマとも呼ばれているように,カメラを振っている最中に連続撮影を行い,最後に合成まで自動でやってくれます.
でも実はこのスイングパノラマは余り気に入っていません.
理由のひとつは,このモードにするとヨコ位置で上下の画角が狭くなってしまいます.
つまり通常のヨコ位置の撮影をそのままつないだものと同じにならないのです.
そもそも自分がパノラマをするときは,横にだけ長い画像よりも上下左右とも広がった画像が撮りたいので,カメラをタテ位置にして横に振ります.
この方法なら,画角が狭くなった方向にカメラを振るので,事実上この弱点は無くなります.
しかしもうひとつ不満な点がありまして,室内や庭先でスイングパノラマを試したところ,家具や手すりなどの直線部分が,ノコギリの刃のようにガタガタに仕上がったのです.
数枚の画像を合成する従来のパノラマでもつなぎ目が不自然になることは良くありましたが,全体に渡って細かくギザギザというのは許容出来ませんでした.
それで今日は屋外の自然公園で試したところ,ギザギザ感の無い仕上がりになりました.
比較のため通常撮影した画像を合成するやり方もしておきました.
タテ位置のスイングパノラマ
タテ位置3枚の合成
タテ位置4枚の合成
チルト式液晶モニターでローアングル撮影がし易い,光学20倍ズームの威力,接写能力もまずまずと言ったところは気に入っています.