ダイナミックレンジ拡張比較
明暗差の大きい被写体で起きる白とびや黒つぶれを抑える機能を備えた2機種について比較テストをしました.
FUJIFILM の FinePix F200EXR は,新開発のスーパーCCDハニカムEXR という受光素子を搭載しており,ダイナミックレンジの拡張機能を持っています.
下の画像はDR100%とDR800%に設定して撮影したものです.
RICOH の CX1 には モードダイヤルにDRと書かれたダイナミックレンジダブルショットモードがあり,1回シャッターを押すだけで露出が異なる2枚の静止画を高速で連続撮影して合成することでダイナミックレンジを拡張するものです.
従来からHDR(ハイダイナミックレンジ合成)という手法やそれに対応した画像処理ソフトはありましたが,それをカメラ内で自動的にやってしまうものと理解しています.
以前にサンヨーがワイドレンジショットと呼ぶ機能を搭載したデジカメを出していたのも同じ原理だと思います.
CX1 ではその効果の度合いを4段階で設定出来る他,通常撮影もプラスすることが出来ます.
そうやってシャッターを1回押すとカシャカシャと2枚連続で撮影されたものが下の画像です.
DR効果は強に設定しています.