マクロ撮影は風との闘い

普通に撮影したように見える写真でも，マクロの場合は結構苦労している場合があります．

特に花のアップは僅かな風でもユラユラと揺れるので，画面内で止まる瞬間を狙ってシャッターを切っています．

足場も限られているし，不自然な体勢を強いられることも珍しくありません．

小さな昆虫は絶好の被写体ですが，こちらもせわしなく動き回り，ピント合わせに苦労しているうちに飛んで行ってしまったりします．

増してや，複数のカメラで撮り比べしようにも，全く同じ構図は望めません．

焦らず，身を浸すようにその場にじっとしていると，気付かなかった小さな昆虫の動きを感知出来るようになります．

まるで忍者が気配を消して潜んでいるような気分になります．

時には，向こうから目の前に飛び込んでくる「待ち伏せ撮影」みたいな状況になることもあります．